Cinema in English!

海外映画などから英語を学習したり。英語学習についてのメモ帳みたいなもの。

"a" と "the" の、混乱しないための、シンプルな考え方と使い方。

 

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 日、TOEIC受験を無事に終えました。今は、次のTOEIC受験に向けて進んでいます。

というのも、僕は来月のTOEICと、帰国してからも1回受けるので、最低でもあと2回は、受験する予定なのです。ちょっと多い気がするけどスコアアップするなら良いかな、と思っています。

 最近はドラマや映画を観ていないので、このブログに書くことがありません笑。そのせいか、英語学習についての記事ばかり書いちゃってますね。。まあいいか。

 今回は、日本人がつまずきやすい冠詞についての簡単なおさらいをしたいと思います。

 

a と the の簡単な用法について。

 

 語を学習する人なら、途中で必ず疑問に思うでしょう。

この二つの違いはなんだ?と。そして、英会話においても、冠詞のミスはしてしまいがちです。

でも、この冠詞は、間違い方によっては聞き手に大きな勘違いや混乱を生じさせてしまいます。

非常に奥が深い分野ですが、簡単な違いだけでもわかると良いと思います。

 

まず、簡単な用法について。シンプルに a と the を考えます。さらに細かいルールや使い方はその後に学べばいいと思います。

 

もそも冠詞とは...

  • 名詞の前に用いられます。
  • a は子音で始まる音の前に、an は母音で始まる音の前に用いられます。
  • 基本的に、数えられる(加算)名詞の前に用いられます。
  • 基本的に、a/an が付いたワードは、新情報。the が付いたワードは、既に供述している旧情報。

 

a /an は、大きく分けて3つの場合に使われます。

 

(1) Referring to something for the first time.

 ある時に、何か(word)を初めて言う時に、a/an を用います。

例えば、"I have a suggestion" と言った場合、聞き手側は、saggestion の内容が次に話されるのだろうなと想定します。何故なら、その発言がされるまで、話者はsuggestion について話してないからです。つまり、そのsuggestion がいつの、何についての、どんなものかは、話者以外の誰にも分かりません。a/an は、それがどんなものかについての、お話の出発点でもあるわけですね。

 

(2) Used when you mean any person or thing of a particular type, but not a specific one.

 不特定の誰か、または何か、を指す時に用います。

例えば、"Have you got a car ?" と言った場合、話者が聞きたいのは、誰の車とか、どんな車ではなく、車を手に入れたか? ということだけです。"A boy is smiling." なら、少年が誰かを考えるのではなく、そういう事実を述べているだけだと考えます。おそらく、話者はその後に、どんな少年かについて説明を加えるかもしれません。それまでは、その少年が誰かはわかりません。

 

(3) Describing a type of job.

 職業を言う時に用います。

例えば、"He wants to work as an engineer." など。学生なら、"I am a student." でしょう。初めて会った人に対して、自己紹介をするときは、職業に a/an を付けます。後述しますが、自己紹介を終えた後は、新情報ではなくなるので、a ではなく the を使います。

 

the も、大きく分けて3つの場合に使われます。

 

(1) Referring to something mentioned previously.

 上述した、"旧情報" とはこの用法からくるものです。話者だけでなく、既に述べたことには、a ではなくthe を用います。

例えば、"I have been thinking about the suggestion you made at the meeting yesterday." と言った場合、the が付いただけで、聞き手側は、いつのどういったsuggestionか ということを理解しているはずです。この場合、話者が言う the suggestionは、昨日のミーティングでのあなたのsuggestionということになります。当然、聞き手側はその時のsuggestionを指しているのだと考えます。

 先ほどの "a suggestion""the suggestion" の違いが分かったでしょうか?

 

(2) Referring to something for the first time when it is clear from the situation which one we mean.

 既に述べたことでなく、初めて言う場合であったとしても、それが、"当然聞き手側が理解できるもの" である場合は、theを用います。

当然理解できるだろうこと・ものは、その時の状況や、話題によって、生まれますよね。

 例えば、"I think the project is going well."  と言った場合、話者が初めてそのproject について触れたとしても、話者は、"そのプロジェクトがどんなものかは説明しなくても、当然わかるだろう" と考えてtheをつけています。とても重要なプロジェクトや、たった一つのプロジェクトに従事している状況なら、どのプロジェクトなんて言わなくてもわかりますよね。

 また、食卓で、テーブルの上に砂糖があったとします。砂糖を取って欲しいな、と思った場合、どの砂糖かなんてことは言わなくても当然わかりますよね。だから、a ではなくthe を使います。

 

 また、言わなくても当然わかるものというものでいうと、この世に1つしかないものであったり、すぐに特定できるものは、theを付けます。

 例えば、the sun, the earth....などなど。太陽は1つしかないし、地球も1つしかありません。もし、the を言い忘れてしまったら、ネイティブは、太陽のことではなく、別の、私達が知らない星か何かについて述べているのだと思ってしまうかもしれません。

 太陽は1つしかありませんが、もし太陽がもう1つ発見されたとしたら、the を付ける必要はなくなるわけです。どっちの太陽を言っているのか分からなくなりますからね。

 ...余談ですが、"言わなくても当然わかる" と言われても、中には、相手が知っているかどうかわからないというものもあります。ネイティブに質問したところ、そういう時は、相手に尋ねて確認すればいいだけです。それってどんなのだっけ?とか、聞いてたっけ?とか言えば、相手が説明してくれますし、そう尋ねられたら、説明すればいいだけですね。

 

(3) Nationalities and other groups.

 ある国の国民を述べる場合は、the を付けます。

日本人なら、the Japanese. イギリス人なら、the English. それぞれ、日本国民、英国民というかんじです。

これは、Japanese people, English people と、置き換えることも可能です。

※ただし、the の言い方のほうが、全体や総数というイメージがあります。people の言い方は、必ずしもそうではなく、大体〜、何人かの〜みたいなイメージです。(大体の日本人ってのはさ!みたいな...。)

 また、あるグループ全体にもthe を付けます。例えば、the young なら、"若者たち"です。the poor なら、貧困層とか、貧乏な人たちでしょうね。

では、the unemployed はどうでしょう?

 

 て、とりあえずここでいったん小休止です。。これを読むだけでも、簡単なルールは理解できると思います。また、aとtheを避けてきた人も、少し考えがほぐれるかもしれません。

 冠詞には、まだ無冠詞というのがあります。No article というものです。これについては、長くなってしまったので次回にしようと思います。また、もう少し細かなルールについても、その時に書こうと思います。

 冠詞については、ネットで探せばいたるところに情報がありますし、それだけを説明している書籍もあります。僕も冠詞を毛嫌いしていた人ですが、残念ながら、英会話する上では避けて通れない道です。。

 ですから、簡単なイメージと用法だけでも掴んで、実践あるのみだと思います。

 

 

 

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