Cinema in English!

海外映画などから英語を学習したり。英語学習についてのメモ帳みたいなもの。

海外ドラマで英語を学びたいなら「FRIENDS」から始めよう。

 

 こんにちは。

前回、リスニングに関する記事を掲載しましたが、それに関連する小ネタを話したいと思います。それは、このブログのテーマでもある、映画やドラマから英語を学ぶということについてです。

 ↓その記事とはこちら

 

 ご存知の方もいるでしょうが、映画やドラマで英語を学ぶことにより、いろんな力が付けられます。それは、リスニング力はもちろん、スクリプトを瞬時に理解するための速読力、話の内容を把握するための理解力、アメリカン・ジョークや英語独特の言い回しも勉強することができます。何より、最大の利点は、楽しみながら勉強できることです。

 日頃の地道な勉強も大事ですが、映画やドラマは、息抜きしたい時でも見たいと思えますよね。(好きな人ならよりいっそう。) 息抜きしてる時にも英語を学べる。そうすることで、英語にどっぷり浸かっていき、力が上がります。

 でも、映画やドラマを日頃から見ない人、また、そういう勉強をしてたけど、途中で挫折した人も少なからずいます。確かに、このやり方は、英語初心者には向いて無いと思います。簡単な英語を理解できないままに見始めても、1つ1つの台詞の理解に苦しみ、途中停止を繰り返してしまい、話の内容が頭に入ってこない。最終的に、楽しめるかどころか苦痛でしかない・・・。僕も最初はそうでした。

 では、そういう人はどうしたらいいのでしょうか。もちろん、まずは基礎の勉強を始めて欲しいと思います。まずは映画・ドラマを楽しむところから始めなくてはいけませんからね。そして、基礎を身に付けた後、いよいよ見始めようとなります。何から見始めるべきでしょうか?

 僕の答えは、アメリカドラマ「FRIENDS」です。もちろん、好きなものから見始めるのもいいでしょう。しかし、アメリカには様々なテーマのドラマがあります。医療もの、ビジネスの話、悪者の話・・・など、非常に多種多様なのですが、ここで注意したいのは、複雑で大人向けのドラマほど、内容も難しく、扱われる単語も難しい可能性があります。必ずしもそうではないですが、最初から難易度の高いドラマに手をだすべきではないと思います。では、フレンズをオススメする理由はなんでしょうか?

 

 内容が簡単。一話が短い(30分)。

 1994年からスタートし、シーズン10まで続いた大人気作のフレンズ。日本にも多くのファンがいますので、知ってる方も多いと思います。最終回のアメリカの視聴者数が5250万人だったそうです。さて、このフレンズは、ニューヨークに住むとある若者たち(だんだん彼らも大人になっていきますが。) のライフスタイル、友情、恋愛などをユーモアに描いている作品です。つまり、ごくごく普通の人間の日常生活を描いているのです。

 これを観てるだけでも、アメリカ人の考え方や、生活感、恋愛観や友情観がどことなく分かります。そして、彼らは別に難しい話などしません。(関係はややこしくなったりしますが笑。) なんてことない普通の会話が面白おかしく続くだけですので、内容を理解しやすいのです。例えば、昨日何した〜とか、デートした話とか、ディナーがどうとか、本当に他愛もない話です。もちろん、話の内容が面白いからこそ見続けることができます。会話のスピードはたまに速くなったりするので、耳だけで理解しようとすると話を見失う可能性がありますが、内容が簡単だからスクリプトで追いかければすぐに理解できます。

 そして何より、一話が短い!一話が30分、CM抜きで考えたら大体25分くらいしかありません。これは、継続できない人にはもってこいだと思います。忙しい方でも、合間に見ることだってできます。短いし楽しいから、気づいたら2、3話くらい平気で見ちゃいます。僕は大体いつも4、5話くらい一気に見ちゃってます。

 

 下手なリスニング教材よりよっぽど良い。

 前回の記事でリスニングについて少し触れましたが、僕のリスニング力の底力を上げてくれたのは、間違いなくこのドラマでしょう。というのも、リスニング教材の音声の言ってることはわかるのに、アメリカ人の言ってることが全然わからないってなったことはないでしょうか?まあ、留学とか旅行とか行く人じゃないとあまりないと思いますが、結構このギャップって起きうると思います。特に、かなりリスニングをやりこんだ人じゃなくて、初心者用のリスニング教材とか日常生活用の教材をやってた人です。

 このギャップが生まれる原因ですが、そういった教材は、わかりやすいように綺麗に発音されてます。酷いものだと、スピーカーが機械的に話してるのもあります。つまり、アメリカ人が話す同じスピード、同じ発音、抑揚の音声が収録されたものではないので、生のアメリカ人と同じ英語、表現ではあるものの、違うように聞こえるということが起きます。実際の英語を聞くと、人によって話し方は違うし、文法が間違っている時もある、抑揚のせいで非常に聞きづらいなど、様々な問題が起きます。それに、教材だと繰り返すうちに慣れてしまうことがあります。予測できるから聞き取れるというのと、生の聞き取れる力というのは少し違う気がします。

 しかし、フレンズは生のアメリカ人の会話そのものです。僕が普段、外で聴くアメリカ人の会話となんの違いもありません。フレンズが聞き取れるようになれば、実際のアメリカ人の会話もわりとすんなり聞き取れるようになるのではないでしょうか。

 

 日常会話の勉強になる。

 フレンズは、内容が簡単で理解しやすいですし、何より、英語表現も簡単です。難しい表現や言い回しもあまり使わないし、文法も中学英語レベルです。また、アメリカ人が日頃使う表現がふんだんに盛り込まれています。(How've you been? とか、Hang in there!とか) 極端なことをいうと、スクリプトを丸々覚えるだけで日常会話ができるんじゃないかってくらいの立派な教本です。下手な英会話教本を探すくらいなら、生きた教材で頑張ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

 日本ではレンタルもできるでしょうし、少し古いドラマなのでいっそのこと買ってみるのもいいかもしれません。アメリカでは、Netflixという映画・ドラマ視聴サイトでフレンズ全話が見れます。(日本でも使えるのかな。) これをきっかけに、いろんなドラマを見始めてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

2回目のTOEICの受験結果が来ました。

 

こんにちは。先日受験したTOEICの結果が来ました。結果は以下の通りです。

LIstening Section 450 score

Reading Section 410 score

Total  score 860

 

 少し補足しておくと、前回のスコアは720点だったので、140点ほどスコアが上がったことになります。また、前回のスコア内訳は、リスニングセクションが340点で、リーディングセクションが380点でした。つまり、リスニングが110点アップ、リーディングが30点アップしました。

 こうして振り返ると、リスニングは飛躍してますね。リーディングは、受験した当初思っていた通り、そこまで変わっていませんでした。やはり、もう少しあの手の問題の速読に慣れる必要があるようです。ただ、とりえあず満足はしています。特に、リスニングは僕の苦手分野であり、特に集中して取り組んでいたので、こうして結果が出てくれると嬉しいものです。

 僕はまだあと数回受けると思うので、次は900点突破、そして満点を狙いたいと思います。ネットを見ればわかるように、世の中にはTOEIC満点取得者がごろごろいます。今回のスコアは中途半端と言われてしまいそうですが、まだまだ伸ばせると思うので、頑張りたいと思います。

 また、最近洋書を読んでみたいと思って、Kindlepaperwhiteを買いました。これで洋書の読書量が増えればいいですね。

 

 

 リスニング勉強で使った教材。

 

 リスニングセクションに関してですが、スコアが110点上がった要因でもある教材をご紹介したいと思います。僕は基本的にこれらの教材のみを使って繰り返し勉強してました。

 

DUO 3.0

DUO 3.0

 

 ① DUO 3.0

 この教材に関しては、勉強法、細かな解説などがネット上で語り尽くされています。また、TOEICに効果的であることも確かです。僕は既に大学受験時に購入していたので、かるく復習したあとに、できるだけ毎日1回は集中して聴くようにしていたのと、音読もしていました。音読することによって、いつのまにか膨大な例文を覚えることができます。音読のために、別途発売のCDは必須です。また、ネット上に、スマホなどでも例文を確認できるためのデータが掲載されてたりするので、購入したあとはいろいろと調べてみるのがいいと思います。DUO3.0 は、本著にも書かれているとおり、決して受験対策用の本ではないです。そのため、日常英会話の表現においても参考になると思います。

 

英語リスニングのお医者さん 集中治療編(CD2枚付き)

英語リスニングのお医者さん 集中治療編(CD2枚付き)

 

 ② 英語リスニングのお医者さん 集中治療編

 おそらく、一番集中して取り組んだ教材だと思います。知らない方のために内容を補足しておくと、最初に英語発音に関するひと通りのルールと、それらの発音に関する例文がいくつか掲載されています。その後に、復習の問題が数問。そして、苦手意識が生まれやすい、文法に関する注意と、数字を扱った英文に関する注意とぞれぞれの例文が掲載されています。その後にまた復習の問題があり、最後は速聴用の例文があります。これは必ずしも完全に聞き取れる必要はなく、非常に高速で読み上げられます。速すぎてちょっと不自然に聞こえるくらいです笑。ただ、それまでの例文を繰り返し聞いていくと、自然と高速例文も聞き取れるようになれますし、少なくとも内容を把握できます。

 僕はこの教材の例文リスニングと音読を繰り返しやりました。最初はほとんど全て聞き取れなかったレベルでしたが、繰り返していくうちにほぼ全ての音が聞き取れるようになります。また、更に良かったのが、ネイティブの会話をより正確に聞き取れるようになったことです。発音のルールというのは、英語学習者が避けてしまいがちなものですが、非常に重要です。何故なら、ネイティブはこれらのルールに則って発音しているからです。彼らはルールを意識していないと思いますが、僕みたいな英語学習者はそれらを意識していないといつまで経っても聞き取れないし、彼らのような発音に近づけないのです。

 ですから、ルールをきちんと覚えることはしなくとも、音のルールを把握し、どの音、どの音と音のつながりはどう聞こえるかということに慣れておくと、聞き取りがすごく楽になります。

 集中治療編とおおげさに書いてありますが、ゆっくり取り組んでみても大丈夫です。この他に、初級者用の初診編というのと、ノーマル編(新改訂版) がありますが、いずれも似たような内容なので、好きなものを買えばいいでしょう。僕は一番合ってるのが集中治療編でした。

 

CD付 耳と口が「英語モード」になる 同時通訳者のシャドーイング

CD付 耳と口が「英語モード」になる 同時通訳者のシャドーイング

 

 ③ 耳と口が「英語モード」になる 同時通訳者のシャドーイング

 以前このブログでも紹介した、シャドーイングの本です。僕が本格的にシャドーイングを始めた一冊でもあります。僕が何故シャドーイングを始めたか、それは、正確に音を聞き取ることが出来なかったからです。

 リスニングの勉強を続けていくうちに、なんとなく内容を把握できるとか、ネイティブの言ってることがわかるようになるとか、ある程度の進歩はできました。しかし、例えば、1つの例文の音を完璧に聞き取れるようになる(たとえそれが遅く読み上げられても) ことが出来なかったのです。そのため、TOEICにおいては、短くて必ずしも速くはないあのリスニングですら聞き取ることが難しかったのです。

 それを解決するために選んだのがこの本でした。シャドーイングの勉強法や効果についてはネット上に溢れていますし、以前この本を取り上げた際にブログに少し書きました。(当記事の最後に掲載)ここでは割愛させて頂きますが、シャドーイングをする上で、何を教材にするかは特に重要ではないです。もちろん自分のレベルに合ったものが最適ですが、それよりも重要なのは繰り返すことです。続けていくうちに、1つ1つの音が正確に聞き取れるようになります。やはり、自分が話せない音は、聞こえないのですね。

 

 繰り返す必要のある本に終わりはありません。僕は今までどおりこれらの本を繰り返すつもりです。結局のところ、自分の好きな教材を買って、死ぬほど繰り返せば結果は出ると思います。。僕もまだまだ精進したいと思います。 

 

 

無冠詞 (No article)についてと、冠詞について注意するべき点。 (追記4/20)

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 無冠詞は大きく分けて3つの場合に使われます。

 

(1) Plural countable nouns used in a general way.

 通常、可算名詞の複数形には冠詞を付けることがありません。例えば、facts,  jobs,  machines,  animals, など。よく冠詞を付けてしまうなど、間違えてやすいケースなので注意が必要です。

 Ex. At our plant in Spain we make cars and trucks

(2) Uncountable nouns used ina general way.

 通常、不可算名詞には冠詞を付けることがありません。例えば、information, work, machinery, nature, など。不可算名詞については、有名なものは知っておいたほうが、受験やTOEICにおいても良いでしょう。

 Ex. For me, football is like life.

(3) Most countries, continents, cities, streets.

 通常、国名や大陸、街、ストリート名には冠詞を付けることがありません。例えば、Italy, Japan, Europe, Church Street, など。

 Ex. Riga is the capital of Latvia.

 

 無冠詞について注意するべき点。

  (2) について。不可算名詞には無冠詞というルールですが、現在では 不可算名詞の前に、"some" や "a lot of" を使うのがより一般的になっています。例えば、レストランでお水が欲しい時などに、"Can I get water?" と言う人もいれば、"Can I get some water?" と言う人もいます。後者を言う人のほうが多い印象です。

  不可算名詞に冠詞を付ける場合があります。 例えば、"advice" という単語は有名な不可算名詞の1つです。しかし、"The advice he game me was very good. " と言うことはできます。何故でしょうか? それは、ある状況において、不可算名詞が何を指しているのか明確にわかる場合は、"the" を付けて限定できるからです。 この例文の場合、advice が何を指しているのか明確に分かります。それは、"彼が私にくれたadvice" です。これは、複数形にも適用されます。 例えば、"The computers we have at work are out-of-date."  この場合、computers がどんなcomputers なのか明確に分かりますよね。

 いずれにせよ、状況や会話から、その不可算名詞が何を意味しているのか明確に推測できる場合は、冠詞を付けることができるということに注意しなければなりません。

 

 最後に、下記の例文がcorrect か、incorrectかを判断して、違いを把握してみてください。

  1. He gave me a good advice.
  2. He gave me the good advice.
  3. He gave me some good advice.
  4. He gave me good advice.
  5. The advice he gave me was very good.

 

 正解は、

  1. incorrect , a がダメ
  2. incorrect , theがダメ
  3. correct
  4. correct
  5. correct , 注意するべき点で述べた例

 

 ↓他記事についてはこちら。 

"a" と "the" の、混乱しないための、シンプルな考え方と使い方。

 

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 日、TOEIC受験を無事に終えました。今は、次のTOEIC受験に向けて進んでいます。

というのも、僕は来月のTOEICと、帰国してからも1回受けるので、最低でもあと2回は、受験する予定なのです。ちょっと多い気がするけどスコアアップするなら良いかな、と思っています。

 最近はドラマや映画を観ていないので、このブログに書くことがありません笑。そのせいか、英語学習についての記事ばかり書いちゃってますね。。まあいいか。

 今回は、日本人がつまずきやすい冠詞についての簡単なおさらいをしたいと思います。

 

a と the の簡単な用法について。

 

 語を学習する人なら、途中で必ず疑問に思うでしょう。

この二つの違いはなんだ?と。そして、英会話においても、冠詞のミスはしてしまいがちです。

でも、この冠詞は、間違い方によっては聞き手に大きな勘違いや混乱を生じさせてしまいます。

非常に奥が深い分野ですが、簡単な違いだけでもわかると良いと思います。

 

まず、簡単な用法について。シンプルに a と the を考えます。さらに細かいルールや使い方はその後に学べばいいと思います。

 

もそも冠詞とは...

  • 名詞の前に用いられます。
  • a は子音で始まる音の前に、an は母音で始まる音の前に用いられます。
  • 基本的に、数えられる(加算)名詞の前に用いられます。
  • 基本的に、a/an が付いたワードは、新情報。the が付いたワードは、既に供述している旧情報。

 

a /an は、大きく分けて3つの場合に使われます。

 

(1) Referring to something for the first time.

 ある時に、何か(word)を初めて言う時に、a/an を用います。

例えば、"I have a suggestion" と言った場合、聞き手側は、saggestion の内容が次に話されるのだろうなと想定します。何故なら、その発言がされるまで、話者はsuggestion について話してないからです。つまり、そのsuggestion がいつの、何についての、どんなものかは、話者以外の誰にも分かりません。a/an は、それがどんなものかについての、お話の出発点でもあるわけですね。

 

(2) Used when you mean any person or thing of a particular type, but not a specific one.

 不特定の誰か、または何か、を指す時に用います。

例えば、"Have you got a car ?" と言った場合、話者が聞きたいのは、誰の車とか、どんな車ではなく、車を手に入れたか? ということだけです。"A boy is smiling." なら、少年が誰かを考えるのではなく、そういう事実を述べているだけだと考えます。おそらく、話者はその後に、どんな少年かについて説明を加えるかもしれません。それまでは、その少年が誰かはわかりません。

 

(3) Describing a type of job.

 職業を言う時に用います。

例えば、"He wants to work as an engineer." など。学生なら、"I am a student." でしょう。初めて会った人に対して、自己紹介をするときは、職業に a/an を付けます。後述しますが、自己紹介を終えた後は、新情報ではなくなるので、a ではなく the を使います。

 

the も、大きく分けて3つの場合に使われます。

 

(1) Referring to something mentioned previously.

 上述した、"旧情報" とはこの用法からくるものです。話者だけでなく、既に述べたことには、a ではなくthe を用います。

例えば、"I have been thinking about the suggestion you made at the meeting yesterday." と言った場合、the が付いただけで、聞き手側は、いつのどういったsuggestionか ということを理解しているはずです。この場合、話者が言う the suggestionは、昨日のミーティングでのあなたのsuggestionということになります。当然、聞き手側はその時のsuggestionを指しているのだと考えます。

 先ほどの "a suggestion""the suggestion" の違いが分かったでしょうか?

 

(2) Referring to something for the first time when it is clear from the situation which one we mean.

 既に述べたことでなく、初めて言う場合であったとしても、それが、"当然聞き手側が理解できるもの" である場合は、theを用います。

当然理解できるだろうこと・ものは、その時の状況や、話題によって、生まれますよね。

 例えば、"I think the project is going well."  と言った場合、話者が初めてそのproject について触れたとしても、話者は、"そのプロジェクトがどんなものかは説明しなくても、当然わかるだろう" と考えてtheをつけています。とても重要なプロジェクトや、たった一つのプロジェクトに従事している状況なら、どのプロジェクトなんて言わなくてもわかりますよね。

 また、食卓で、テーブルの上に砂糖があったとします。砂糖を取って欲しいな、と思った場合、どの砂糖かなんてことは言わなくても当然わかりますよね。だから、a ではなくthe を使います。

 

 また、言わなくても当然わかるものというものでいうと、この世に1つしかないものであったり、すぐに特定できるものは、theを付けます。

 例えば、the sun, the earth....などなど。太陽は1つしかないし、地球も1つしかありません。もし、the を言い忘れてしまったら、ネイティブは、太陽のことではなく、別の、私達が知らない星か何かについて述べているのだと思ってしまうかもしれません。

 太陽は1つしかありませんが、もし太陽がもう1つ発見されたとしたら、the を付ける必要はなくなるわけです。どっちの太陽を言っているのか分からなくなりますからね。

 ...余談ですが、"言わなくても当然わかる" と言われても、中には、相手が知っているかどうかわからないというものもあります。ネイティブに質問したところ、そういう時は、相手に尋ねて確認すればいいだけです。それってどんなのだっけ?とか、聞いてたっけ?とか言えば、相手が説明してくれますし、そう尋ねられたら、説明すればいいだけですね。

 

(3) Nationalities and other groups.

 ある国の国民を述べる場合は、the を付けます。

日本人なら、the Japanese. イギリス人なら、the English. それぞれ、日本国民、英国民というかんじです。

これは、Japanese people, English people と、置き換えることも可能です。

※ただし、the の言い方のほうが、全体や総数というイメージがあります。people の言い方は、必ずしもそうではなく、大体〜、何人かの〜みたいなイメージです。(大体の日本人ってのはさ!みたいな...。)

 また、あるグループ全体にもthe を付けます。例えば、the young なら、"若者たち"です。the poor なら、貧困層とか、貧乏な人たちでしょうね。

では、the unemployed はどうでしょう?

 

 て、とりあえずここでいったん小休止です。。これを読むだけでも、簡単なルールは理解できると思います。また、aとtheを避けてきた人も、少し考えがほぐれるかもしれません。

 冠詞には、まだ無冠詞というのがあります。No article というものです。これについては、長くなってしまったので次回にしようと思います。また、もう少し細かなルールについても、その時に書こうと思います。

 冠詞については、ネットで探せばいたるところに情報がありますし、それだけを説明している書籍もあります。僕も冠詞を毛嫌いしていた人ですが、残念ながら、英会話する上では避けて通れない道です。。

 ですから、簡単なイメージと用法だけでも掴んで、実践あるのみだと思います。

 

 

 

 他記事はこちら↓

junkofwestside.hateblo.jp

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Pharasal Verbsの学習こそが英会話上達のカギ?

 

 今週末にTOEICの試験があるため、なかなかブログ執筆に時間を割けませんが、今日学校の先生が気になることを言っていたので、小ネタとして投稿します。

 

Pharasal Verbsを勉強せよ。

 

 Pharasal Verbsとは、要するに英熟語のことです。一つの単語と一つの前置詞が組み合わさると、意味が変わったりするフレーズのことです。

 先生は、"Pharasal Verbsの学習こそが、英会話あるいは英語そのものの上達につながる" と言っていました。

 

 というのも、英語という言語はPharasal Verbs(以下PV)が大好きで、その数は数千にも及ぶと言われています。

また、ネイティブの会話を聞いていると、彼らが普段からPVを多用していることがわかります。何故なら、簡単に伝えることができるからです。

例えば、"Get over" というフレーズ、日本語訳は "(病気などから)克服する" とかになり、英語では、recover from (an illness) ということもできます。

しかし、どちらが言い易いでしょうか?もちろん前者ですよね。

 

 に、普段の会話なんかだと、彼らは基本的にめんどくさがりなので簡単な言い回しができる方を選びます。

もちろん、時の場合によります。担当のお医者さんからの説明や、公的な文書では、後者のほうが好まれるかもしれません。普通に後者を使う人もいます。どちらも正解です。

日本語でも、上司や先輩、先生などと話す時と、友達と話す時に使うフレーズが異なったりしますよね。そんな感じだと思います。

 

 先ほどのフレーズの話に戻りますが、英語が全く得意でない人でも、Recoverという単語ぐらいは知ってるという人が多いと思います。でも、Get overはどうかと言われれば、馴染みがないかもしれません。

しかし、ネイティブと話す上では、PVを知っておくことは重要です。知っておかないと、意味をはき違えるかもしれないからです。

 

PVを学べるオススメのサイト。

 

 PVが好まれる最大の理由は、言いやすいからだと思います。

”こう伝えたい!”と思った時に、表現の仕方はたくさんあります。それでも簡単な言い方ができる方を選ぶのは必然だと思います。

 

 では、どのように学べばいいでしょうか。書店にいけば英熟語の本がたくさんあります。そこから好きなのを選べばいいでしょう。

個人的には、英熟語は英語で学ぶほうがいいと思います。(英単語など全てに言えるけど。)

というのも、英語で覚えると、PVとそれと同等の意味の表現のイメージをリンクしやすいからです。

日本語訳をみても、釈然としないなんてことがたまにありますよね。そうなってしまうと、覚えること自体が大変ですし、いざ使いたいときに出てこない可能性があります。

 

 英語で覚えることは、想像以上に効果があります。容易に、フレーズのイメージができるようになります。もちろん、慣れてない人にとっては最初はタフな作業だと思います。

そもそも、英語できちんと理解できるのか、と思うこともあるでしょう。

 

そこで、先生に教えてもらったおすすめのサイトをご紹介します。

 

www.englishclub.com

 

 こちらのサイトでは、200種類の重要なPVを紹介しています。

それぞれ、PV、それと同等の表現、そして例文を載せています。

例文があることで、どういう場面で使われるのかを想像しやすいです。

また、普段から多用されるフレーズが多いです。英文読解にも非常に役立ちます。

PVを学習したい人は、まずはこの重要フレーズを覚えて、他の参考書などにも取り組んでみてはどうでしょうか。

 

 

 

オススメの教材②。英単語熟語を確実にきちんと学びたい方へ。

 

 回は英会話に関するおすすめの教材本を紹介しましたが、どうせならもうちょっとだけ個人的なオススメ本を紹介しようと思います。僕自身が徹底的にその本を極めたからわかったことというわけではないですが、同じ英語学習者として、また留学生としての視点から、純粋に良いと思ったものだけを紹介しているので、一見の価値はあると思います。

 今回のオススメ本は、英単語熟語に関するものです。英単語熟語本というと、一番あるんじゃないかというくらい世に溢れていますし、良書も比較的多いと思います。それぞれの目的やレベルに合わせた本がありますので、自分に合ったものを選べばいいと思います。しかし、僕のオススメする本は、全ての英語学習者にオススメできる本だと思います。その理由は後述します。本はコチラ。

 

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

 

 

 「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」。なんともコワモテなタイトルですね笑。僕がこの本を購入したのは、大学受験の頃でしょうか。その頃通っていた学習塾の講師にオススメされて買ったと思います。もちろん、僕は当時東大を志望していたわけではありませんし、実際に入学もしていません笑。ただ、「鉄壁」は必ずしも東大受験生向けの本ではないのです。むしろ、その辺の単語帳よりも優れている点がいくつもあります。僕は、単語熟語に関しては、結局この本だけを使って大学受験英語を突破し、大学生の頃は使ってなかったのですが、留学する際になんとなく持参し、再び使うようになりました。

 

鉄壁が優れている点。 

 

  • 単語のイメージを学びながら覚えられる。

 鉄壁は、数多くの単語のジャンルを細分化して紹介しています。 「人」の項目なら人や人生に関する単語、「環境」なら環境や自然に関する単語、と非常に多岐にわたります。そして、当然覚えておかなくてはならない超重要単語も紹介しており、それらは単語のイメージで覚えさせるようにしています。

 "twist"なら、何かが捻られているイラストと一緒に紹介されているのです。これの良い点は、日本語訳だけを覚える「学習脳的な」覚え方から逸脱し、実用的な覚え方ができるということです。数多くの単語を覚えていくうちに、基礎的な単語が急に浮かばなくなる時があるかと思います。そういう時に、このような覚え方をしておくと、イラストをイメージするだけで意味を体感的に思い出すことができます。もちろん、使いたい時にパッとイメージできるし、そもそも忘れにくくなるという利点があります。 もう1つに、単語のイメージを理解しておくことで、その単語を使った様々な表現をきちんと理解できるようになります。

 例えば、"bend" は、「〜を曲げる」という意味の他動詞です。では、"be bent on-" はどういう意味でしょう? "bend"をただ「曲げる」と、覚えているだけでは、なかなか意味を予測できませんし、覚えなきゃいけない負担が増えます。 "bend"は、曲げるというイメージをもった動詞ですので、この場合"be bent on-"は、何かに向かって(on以降に向かって)気持ちが曲がっているというイメージになります。つまり、気持ちが、ある方向へ傾いているのです。とすると、"決意をする"とか"熱中する"という意味になります。これはほんの一例ですが、一つの単語には様々な表現があります。それらを効率的に、かつ、ネイティブがもっているイメージそのものを学ぶことができるということです。

 

  • 単語の網羅性が高い。

 いかにも受験生用といった本ですし、多分書店では受験コーナーに置かれていると思いますが、個人的に、受験の範囲を超えた非常に包括的な内容だと思います。単語帳は、基本的に目的やレベルに合わせて作られており、TOEIC用の単語帳だとか、難単語だけを載せた単語帳とかがあります。

 しかし鉄壁は、初心者から上級者まで、読む価値のある本だと思います。何故なら、厳選された単語熟語を掲載していると感じるからです。実際に、読み書きする際に覚えておかなくてはならない単語が多いと感じますし、決して覚える必要のない単語を載せているとは思えません。また、難単語も掲載されていますし、先ほど言ったように様々なジャンルに分かれて単語を掲載しているので、TOEFL対策にもなると思います。

 もちろん、TOEFL受験者はこれだけでなくTOEFL対策の単語帳も買った方がいいです。ただ、TOEFLに出てくるようなアカデミックな単語を学ぶいいきっかけになることは間違いないでしょう。

 この一冊をやり尽くすだけでも、非常に高い効果を得られると思います。

 

  • 覚えさせるための工夫が多い。

 上述した単語のイメージを覚えさせるやり方のように、この本には覚えさせる工夫が数多く盛り込まれています。例えば、1セクション終える毎にきちんと復習のページを設けてあります。覚えた気になっている症を解消させるためです。

 また、ほぼ全ての単語に例文を掲載、気をつけるべきスペルミスや前置詞のミスに対する注意喚起、関連語・同義語・反義語の掲載などなど、細かな親切心に溢れているのです。 

 

 が思いつくだけでこんな感じの利点があります。とっても大きな利点であり、単語帳にとっては必要不可欠であるとも思います。

 さて、この本を購入した方も当然いますし、見たことのある人もいるでしょう。そして、"やっぱやーめた"という感じで違う本を選んだ人もいると思います。どんな本であれ、良い点悪い点はあります。僕が思うに、この本はこんな人には向いていないと思います。

 

「鉄壁」の難点。

 

 まず、分量ですが、ゆうに600ページを超えます。これは、単語帳にしては多い分量だと思いますし、この本は1ページに掲載されている情報量が多いです。つまり、挫折しやすい本だと思います。

 もちろん、やる気に満ち溢れた人や、時間が有り余っている人、きちんと基礎から学びたい人にはもってこいです。ただ、短期的にこなす本ではないので、そういう本を求めてる方には向いてません。また、単語を機械的に覚えたい人にも向いてません。そういう人にはそういう本がありますから。

 そして、この本、発売日が2009年と少し古いです。時代遅れな表現が載っているとは言いませんが、それぞれの用途に適した表現を載せているかについては、そうではないかもしれません。今の時代の、受験用に最も適した本なのか、TOEICに最も適しているか、英会話に最も適しているかについて確信が持てないということです。つまり、僕が思うにこの本は、ゆとりとやる気があり、英単語熟語のコア部分をじっくりと学び熟成させたいという方に一番向いていると思うのです。

 もちろん、この本が良書であることは間違いないです。オススメできる本であることも確かです。ただ、購入する際は、じっくりと眺めてから自分のレベル、目的を考えてほしいというだけです。

 

 た、今時の単語帳は、僕が上述した鉄壁の良点ぐらいおさえているよ、というものもたくさんあります。単語イメージだけを掲載したものもありますし、良書も多いです。

 ただ、僕が鉄壁に対して、何か他にはない魅力を感じたことも確かです。買おうか迷っている人がもしいたら、"とりあえず買ってみなよ"と言うでしょう。どういう単語帳がいいのか迷っている方は、一度この本を検討してみることをオススメします。決して受験用の本ではないですよ!

 

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

 
鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁CD

鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁CD

 

 

オススメの教材①。簡単かつ実践的な英会話を学びたい人へ。

 

英語は一日一言覚えれば話せます―これでダメなら英語はあきらめてください。

英語は一日一言覚えれば話せます―これでダメなら英語はあきらめてください。

  • 作者: イムランスィディキ,Imran Siddiqui
  • 出版社/メーカー: クリタ舎
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 6回
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 日、とある友人から薦められて購入した本。

友人曰く、その辺の英会話ハウトゥー教本よりは実践的で取り組みやすい。とのこと。

 

 単に内容を説明しますと、タイトルにあるように、一日に一言の英語表現を覚えましょうというもので、全部で365文、つまり1年間やり続けた証にはあなたは英語を話せていますよというものだそうです。タイトルはなかなか挑発的(これでダメなら英語は諦めて)だし、著書の方は全然知らない人だし...購入するまでは疑心暗鬼でした。

 しかし、この本の素晴らしさを、やっていくうちにじわりじわりとわかってきたような気がします。僕はまだ150ぐらいまでしかやってないですが、僕なりに感じた良い点をまとめました。

 

 ず、表現の内容ですが、ネイティブが使う表現として新しい古いはとりあえずおいといて、非常にリアリティがあると思いました。表現のほとんどが、実際にネイティブから聞いたことのある表現か、似ているもの、もしくは、「こう表現するんだよ」と教えられたものです。

 例えば、日本語の「いや、そんなにかな...」という表現。昨日は楽しかった?とか聞かれたりしたら使う機会がある表現ですよね。留学生や英語学習者の多くが、同等の意味を英語では、「so so...」と学ぶと思います。何故か気づいたら使ってる感じです。実際、僕も留学当初は使ったし、誰もそれが間違いだと訂正はしてこなかったです。しかし、ネイティブはほぼ100%使いません。もちろん意味は通じますし、英語として存在する表現ですが、彼らからすると気持ち悪さというか歯がゆさを感じるそうです。彼らにとって自然な表現は、「Not really...」です。もちろん、最初からこのような間違いをしない人もいますし、今更そんなこと当たり前だろって思う人もいるでしょうが、当然のことだからこそ是非知っておきたいです。これはほんの一例です。

 また、中には、こっちの表現のほうが個人的に使いやすいな、と思うものもありますが、著者もそれを踏まえた上で、「とりあえずこの表現をそのまま覚えておいて」というスタンスで載せています。その方が、いくつかある表現を知ることによる混乱を避けれるし、表現として間違いではないので、相手に確実に伝えることができるからです。ましてや、この著者の方はネイティブ(僕もあまり詳しくないです...)なので、黙ってついていこう!って気持ちのほうが楽だと思います。そういう意味では、確かに、英語初心者の方にはもっていこいだと思いますし、僕なんかでも参考になる部分は大いにある本です。

 

 う1つの魅力は、購入者限定で表現集の発音動画を見ることができる点です。Amazonのレビューなんかを見ればわかりますが、この動画の評価が高く、よくできています。一つ一つの表現の発音のコツや気をつけるべき点を動画で説明してくれています。著者も言っていますが、正しい発音を知ることでその音を正確に聞き取れるようになれます。つまり、リスニングの向上にもなるわけです。

 英会話本って、モチベーションの維持が大変だと思います。実際にネイティブと話す際に学んだ表現が浮かぶかもわからないし、相手に伝わるかもわからない。しかし、正しい表現と発音を学ぶことで、安心して学ぶことができるし、何より覚えることが苦ではなくなると思います。

 もちろん、この本を覚えただけで英語が話せるとは思いませんが、重要な表現やエッセンスがふんだんに含まれた内容ですので、覚えておいて損はないと思います。

 

 故この本を紹介したかというと、この本の内容をこれからメモしておきたいと思ったからです。というのも、正直いって全ての表現を覚えるのは不可能なので、自分でアウトプットして覚えていくしかないわけです。自分がその表現を使えるようになるかどうかのコツはそこにあると思います。というわけで、自分なりに、こういう時にこう使うだろうなというものをメモしておきたいと考えました。回し者ではないです。

 

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ネイティブ英会話フレーズ集3240―スーパーCD4枚付き

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